
移住、パラレルキャリア、育児――。SHAPE Partnersのプロフェッショナルが実現する多様な働き方
Corporate
Interview
2026/06/01
豊田 愛 / Principal
国際基督教大学教養学部、一橋大学大学院経営管理研究科(修士)を卒業後、Kurt Salmon、Monitor Deloitte等を経て、SHAPE Partnersに参画。消費財、リテール、アパレル事業を中心としたBtoCビジネスにおいて、中長期経営戦略や事業戦略、ブランディング戦略、マーケティング戦略、DX、ビジネス・デューデリジェンス等をテーマとしたプロジェクトを支援。
田中 清崇 / Manager
九州大学 経済学部を卒業後、リクルート、独立系戦略ファームを経て、SHAPE Partnersに参画。消費財、通信・メディア、エンタメ、食品メーカー等のクライアントに対して中期経営計画策定、マーケティング戦略、新規事業開発等を支援。
小林 勇気 / Consultant
早稲田大学 政治経済学部 卒業後、三井物産(コロンビア駐在等)、Boston Consulting Group (BCG)を経て、SHAPE Partnersに参画。機械・自動車メーカー、消費財、保険企業等のクライアントとともに、全社戦略、海外市場調査、新規事業開発、営業・人事改革等のプロジェクト経験を有する。2025年2月、雄大な自然の中で子育てをしたいという思いから北海道・十勝へ移住。
メンバーファースト、アスピレーションファーストを掲げるSHAPE Partners。プロジェクトのみならず、働き方においても個々の想いを尊重しています。
子育てをしながらフルタイムでプロジェクトを牽引する豊田、自らも会社を経営しながら参画する田中、そして北海道・十勝へ移住しフルリモートで成果を出し続ける小林。
しかしながら、このような働き方は「制度」によって用意されたものではありません。場所や時間の制約を超えて、自らの働き方を実現することができた背景には、何があるのか。また、その働き方を選んだ理由や、成果を出し続けるためにどのような工夫を凝らしているのか――。北海道・十勝を舞台に、焚火を囲みながらそれぞれが語りました。
移住、パラレルキャリア、育児。私たちが「この形」を選んだ理由
――まずは、皆さんが今どのように働いていて、なぜ現在の働き方に至ったのかについてお伺いできますか?
小林: 私は現在、北海道の十勝エリアに移住し、業務委託という形で参画しています。 もともと総合商社に勤めていたのですが、かねてより場所や時間に捉われずに働きたいと考えていました。それを実現するためにも汎用性の高いスキルを身に着けたいという想いから、BCGに数年在籍しました。その後、BCGを離れ、家族で北海道に移住することを決めたタイミングで、かつての同僚から「SHAPEなら場所を問わず、稼働率を調整しながら働くことができるよ」と声をかけてもらったことが転機となり、今に至ります。
現在は、自身のコンサルティング会社を経営し、北海道の企業を中心にご支援させていただきながら、稼働の半分をSHAPEに充て、チームでプロジェクトを進める働き方をしています。
田中: 私も小林さんと同じ形で、稼働の半分をSHAPEに、残りの半分を自分自身の事業に充てています。もともとはリクルートで新規事業を担当していて、いつかは自分で事業を作っていきたいという想いがありました。当時、リクルートで関わっていたコンサルタントの方々が論点を簡潔に整理し、深く検討を進める姿を見て、「事業を作るためには、こういったスキルが必要だ」と実感したことがきっかけで、この世界へ飛び込みました。
SHAPEに参画したのは、代表の藤熊さんからSHAPEを立ち上げるタイミングで声をかけてもらったこともありますが、何より自分の事業をやりつつ、コンサルとしても成長し続ける環境があったことが魅力的でした。
豊田: 私は現在、3歳児を育てながらフルタイムで働いています。私自身、数ヶ月単位で新しいテーマに挑戦することができるコンサルタントという仕事そのものが好きで、この刺激ある環境に身を置き続けたいと考えていました。一方で、コンサル業界は――良いか悪いかは人それぞれですが――本当によく働くので、子育てと仕事の両立がしやすい環境ではありませんでした。
出産を経て、今後どうしようかと考えていた時に藤熊さんと話し、SHAPEなら子育てをしながらでもプロとして走り続けられる環境があると感じたことが、参画の決め手になりました。
自律が実現する柔軟な働き方
――柔軟な働き方といっても、アウトプットとして求められるレベルは変わらず高いと思います。質の高いアウトプットを出し続けるための工夫や、時間の使い方はありますか?
小林: 自己管理が肝になると感じています。私の場合、まとまった時間を確保するために、毎日朝4時に起きています。
豊田: 朝4時……! この(北海道の)環境だと、その時間はかなり静かそうですね。

小林: そうですね。家族が起きる前でまだ辺りも静かなので、かなり集中できます。そのまとまった時間で、その日の主要なアウトプットの大部分を仕上げるように心掛けています。 先ほどもお話ししたように、北海道で自分の事業も展開しているので、日中は打ち合わせのために車を1時間以上運転することも多く、その間はパソコンを開いて仕事をすることができません。だからこそ、早朝にその日のアウトプットの大枠を仕上げ、早めに関係者や仲間に共有しておくことで、柔軟に働くことができています。
田中: 小林さんのように自分のライフスタイルに合わせて時間を管理することは、柔軟な働き方を叶えるうえで、非常に重要だと感じます。
私自身も自分の事業を行っているとはいえ、SHAPEではチームとして働いています。だからこそ私は、「時間の制約があることを理由に、納期を遅らせたり品質を落としたりすることは絶対にあってはならない」という信念の下で働いています。フルタイムメンバーと同じスケジュール感、同じ質を維持するためにも、タスクが重なりそうな時は極力早めに動くことを意識しています。
豊田: 私はお二人とは少しアプローチが異なりますが、マネジメントのスタイルを意識的に変えました。子どもが生まれる前は、自分が細部まで深く入り込んで品質を担保するようなスタイルに寄っていましたが、今は夕方には子どものお迎えに行かなければならず、以前に比べて時間的制約があります。だからこそ、チームメンバーに任せるところは任せ、自分が抑えるべきポイントを見定めながら方向性を正すようなマネジメントスタイルを心がけるようになりました。
もちろん、単に丸投げにするということではなく、方向性を示す際の抽象度や、自分が手を動かす箇所とメンバーに任せる箇所のバランスをどう取るかは、チームのスキルバランスを見ながら常に判断するようにしています。
柔軟な働き方の大前提には「圧倒的なプロフェッショナルスキル」
――皆さんの働き方は、SHAPEの中でも「稀なケース」だと伺っています。それが成立している要因は何でしょうか。
田中: 誤解を恐れずに言えば、やはり「この人なら一定以上の価値は出せる」という過去の実績に基づいた信頼関係があるからだと思います。現在のSHAPEはリファラル(紹介)による採用が多く、実力を持った人が集まっています。
思考力、資料作成、コミュニケーションなど、一流のコンサルタントに求められる幅広いスキルにおいて、一定以上のクオリティを出し続けられることこそが「実力」と定義すると、 私のような働き方は確かに稀有かもしれませんが、働き方云々の前に、実力に基づく信頼があることが柔軟に働くうえでの大前提になるのだと思います。
小林: 田中さんの仰る通りです。加えて、私の場合はフルリモートだからこそ、チャットの返信一つをとっても「相手を不安にさせない」ことを意識しています。クライアントに対しても、日頃から期待に応える高いアウトプットを出し、対面で会う機会には積極的にコミュニケーションを取ることで信頼関係を築いています。 このように、相手と気持ち良くコミュニケーションを取れることや、期待以上のアウトプットを出すことができて、初めて制約なく働けるようになるのかな、と。
豊田: 最近までこの3人で担当していたプロジェクトがありましたが、田中さんも小林さんもプロフェッショナルとしての意識が高いので、時間的な制約があったり、リモートでそれぞれが仕事をしていたりしたにも関わらず、非常にスムーズに進行したと感じています。
田中: 確かに、(この取材も含めて)何かと3人で動くことも多いですよね(笑)
少し話が逸れますが、私自身、自分で事業を動かすようになって以来、あらゆる観点から事業に対する解像度が上がり、SHAPEのクライアントに対しても、より当事者意識を持って提案・実行できるようになったという実感があります。パラレルキャリアという柔軟な働き方をすることで実践的なスキルが上がり、結果としてアウトプットの質も向上して、SHAPEのプロジェクトにも良い相乗効果をもたらすことができていると感じています。

SHAPE Partnersだからこそ実現する「働き方」
――先ほど豊田さんも仰っていましたが、一般的にコンサルティング業界はよく働く、裏を返せば激務という印象があります。なぜ、SHAPEでは皆さんのような柔軟な働き方が実現できているのでしょうか。
豊田: SHAPEでは、一人ひとりがプロジェクトの目的や論点を深く理解した上で、自律的に動ける環境があると感じています。マネジメントが細かくタスク管理するというより、しっかり目線を合わせた上で、各メンバーが自分に合ったワークスタイルを大切にしながら、プロフェッショナルとして責任を持って価値を出していく姿勢が、自然に根付いていると思います。
もちろん、プロジェクトを進める中で議論や軌道修正はあります。ただ、それが社内都合や誰かの一方的な意向で決まるというより、プロジェクトとしてより良い成果を出せるか、メンバーが本質的な価値提供に集中できるかを大事にしている印象です。そのため、不要な手戻りや方針の大きなぶれが少ないんだと思います。
結果として、メンバーは本質的な検討やクライアントへの価値提供に集中しやすい。少数精鋭の組織だからこそ、無駄なプロセスに時間を取られず、プロフェッショナルとして成長できる環境だと思います。
田中: あと、「良い人」が多いというのもあるかなと。SHAPEの場合、採用基準の一つに「良い人」という項目があります。漠然とした表現にはなりますが、SHAPEの中では明確な定義があり、それは「想いを原動力に行動し、そこから学びや経験を深めている人」であることです。
小林: 藤熊さんがもともと「個々のアスピレーション(想い)を原動力に、プロフェッショナルが活躍できるプラットフォームを創りたい」というビジョンを持ってSHAPEを立ち上げたので、一人一人が強い想いを持っていることはもちろん、相手の想いを尊重する人が多く集まっていると感じています。だからこそ、私や田中さんのような働き方でも、対等な一人のパートナーとして受け入れてもらえている実感が強くありますね。
豊田: もちろん、田中さんや小林さんがそのように感じられるのは、お二人が日ごろからメンバーと円滑にコミュニケーションを取り、質の高いアウトプットを出し続けることで、SHAPEの中で確固たる信頼関係を築いてきたからこそだと思います。 なので、単純にSHAPEに入れば無条件で「自由に働ける」というわけではありません。
SHAPEは、既にプロフェッショナルスキルを持っている方々が、自分の想いを追求しながら、さらにスキルアップや経験を積むことができる環境です。今後も田中さんや小林さんのような方に仲間になっていただけたら嬉しいですね。

